今回の「作り帯」の研修会は、
着物を作り帯に作り替えることを前提とした研修会でした。
「作り帯」は、
あんまり縁がない物かな…なんて思っていましたが、
『年齢を重ねると、やはり腕が上がらないなどの理由で、
作り帯に仕立て替えているお客様は多い。』
と、帯屋さんからのお話を聞き、
改めて真剣に帯に向き合い学んできました。
「帯包丁」という道具をご存知でしょうか?
言葉だけは聞いていましたが、
今回、初めてその道具を使っているところを見せていただきました。
帯芯を板に挟み、
一気に包丁で切っていきます。
当たり前ですが、切れ味がとてもよく、
ただ切っているたけの光景に感動しました。
上の写真、帯芯の上に乗っているのが「帯包丁」です。
現在では帯専用の包丁をつくっているところはほとんどなく、
畳屋さんの包丁を加工している、というお話もありました。
プロの道具と見たり、使うところを見たり、
驚きと感動の嵐でした。