着物の「身丈」とは???
女物と男物ではまた違ってくるので
ここでは女物の身丈に限って書きます。
まず言葉の意味について。。。
単純に「身丈」と言っても、下の2つがあります。
衿の付け根から背中心に沿って測る「背身丈」
肩山から脇縫いに沿って測る「肩身丈」
単純に「身丈」と言っていますが
そこには暗黙の了解があり
地域によってどちらのことを言っているのかが分かれます。
名古屋では「身丈=背身丈」で共通認識となっています。
身丈寸法はいくつが良いのか???
お誂えで、指定がなければ「身丈=身長」となります。
基準がある方は、それ以上に長くしたり、逆に短くしたり、調整します。
「身丈=身長」では長いと感じる方も多くいます。
着た時に、おはしよりが長い、または上げ直している場合は、
身丈が長いと言えます。
身丈を決めるポイントは
- 身長
- 体の厚み
- 肩からの実寸
- お腹やお尻の張り具合
- 衣紋の抜き具合
- 手持ちの着物を着て感じを見る
- 腰ひもの位置
ポイントはありますが
決めるためには、着方が定まっていないと決めずらいので
結局「身丈=身長」となってしまうわけです。
しかし、体の厚み・お腹やお尻の張り具合は十分に考慮する必要があります。
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参考
背身丈=身長
>>>全国的に指定ない場合はこの寸法になります。
着られる身丈の限界
>>>短い物:身長-10cmが限界です。
長い物:身長+10cmまでぐらいでしょう。
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